過敏性腸症候群(IBS)と吐き気

過敏性腸症候群(IBS)になると、心身共に様々な症状が全身に現れる方が多いです。その中に「吐き気」という症状もあります。これはともて苦しい症状でして、ひどいと実際に吐いてしまう方もおられます。しかし当所の施療で受けると、こうしたひどい吐き気の症状も改善することが多いです。何故なら原因はいずれも自律神経にあるからです。それでは何故吐き気が起きるか、詳しくその説明をしたいと思います。

ガスが原因の吐き気

これはIBSのガス型の方に起こる吐き気です。当所にも過敏性腸症候群のガスの治し方を求めて多くの方が来られます。そしてお腹にガス溜まりを起こして、お腹が張って苦しいという症状を訴える方がいます。するとお腹に溜まったガスが、胃を圧迫する事により吐き気が起こるのです。そして吐き気までいかなくても、なんとなく気持ち悪いという方もいます。その時に胃痛などの腹痛を伴う事もよくあります。このガスが溜まる原因も結局は自律神経なのです。

・対策法
このガス溜まりによる吐き気対策としては、とにかくガスを出す事です。しかし授業中や仕事中は、人前で出す訳にはいかないので、休み時間などを利用して人の居ない場所で出すしかありません。また自宅に居ても、ガスが溜まってしまう方は、仰向けに寝た状態で、お腹を時計周りにマッサージをして、ガスが出るようにするのも良いでしょう。それと食事は油っこいものは避けた方がいいです。ラーメン、カレー、天ぷら、とんかつ、焼き肉などの油っこいものは、胃にいつまでも停滞しますので、消化の良いものを食べた方がいいです。それから、うどん、パンなどの小麦粉はガスを増やします。さつまいももガスを増やします。

自律神経が原因の吐き気

ガス以外の吐き気の原因も、やはり自律神経となります。過敏性腸症候群(IBS)の方は、自律神経が乱れている証拠です。そして自律神経の乱れにより胃の働きが悪くなると、吐き気がする事がよくあります。何しろ胃は自律神経と深い関係がありますので当然です。特に胃は「意は意に通じる」という言葉があるように、ストレスの影響を強く受けます。何か強い精神的なストレスを受けると吐き気を感じることがあります。しかし普通は、それは一時的なものであり、またすぐに吐き気は収まるのですが、ひどくなるといつもいつも寝てる時以外は吐き気が続いてしまう方もいるのです。そうすると本当に苦しいです。食べれないし痩せてきて、苦しくて涙は出て来るしで、周りから見ても何とかして欲しいと願う気持ちになります。しかしこうした吐き気も、当所の施療で改善する方が多いです。

下痢・腹痛に伴う吐き気

IBSの下痢や腹痛がひどくなると、トイレの中で吐き気を伴う事があります。さらに耳鳴りがして気が遠くなるような感覚に襲われる事があります。

当所の手技療法で解決

いずれのケースにせよ、IBSに伴う吐き気の症状は当所の施療で改善します。もちろん過敏性腸症候群(IBS)を伴わない単独の吐き気の症状も改善できます。なぜなら自律神経が原因ですので、当所の手技療法で自律神経を調整すれば改善していきます。