便秘の圧痛

便秘になるとお腹に圧痛が起きる事が多いです。圧痛とは自分でお腹を押すと痛みが出る事であり、離すと痛みが消えます。つまりお腹を自分で圧迫した時に痛みが出る事を言います。過敏性腸症候群の便秘になると特に左下腹部に便が溜まるので、その辺に圧痛を感じる事があります。もちろん左下腹部に限らず、大腸のどこにでも圧痛を感じる事があります。便秘する日が長くなればなるほど、便が大腸に溜まりますので、どんどん圧痛が広がるかもしれません。つまり便秘になったばかりの時は、まだS字結腸の左下腹部の圧痛で済んでいたかもしれませんが、便秘になる日数がもっと長くなると、やがて下行結腸の上部、さらに横行結腸まで便が溜まる事になります。

下痢 腹が張る

そして更に便が出ない日が長くなると上行結腸まで便が溜まるようになります。そうすると大腸全体に大便が溜まってしまう事になります。その結果、大腸のどこにでも圧痛を感じてもおかしくない事になります。そして大腸に溜まった便が、胃も圧迫するようになります。そして苦しくなるのです。それに便秘になると、悪玉菌が臭いの強いガス(インドール、スカトールなど)を発生させます。そうしたガスが腸の中に充満し、しかも同時に大便も溜まってるので、もうお腹はパンパンに張る事になってしまいます。そういう時に自分でお腹を少しでも押してみると、圧痛がするものです。ただし一つ注意点があります。自分では単なる便秘による腹痛だと思っていても、もしかしたらもっと他の重大な病気が隠れているかもしれません。最悪の場合は大腸ガンです。だからもし年齢が30代後半以上の方ならば、一度、検便または内視鏡検査を受けてみて下さい。

ところで便秘の方は、最初は圧痛だけで済んでいたかもしれませんが、やがてお腹を押さなくても常に痛みが出る状態になってしまう事があります。そうすると、更に辛い思いをしてしまいます。例えば仕事や勉強に支障が出て来ます。と言うのも、ちょっとでもお腹に不快感を感じると、脳はそれを非常に強いストレスと受け止めるからです。その理由は「脳腸相関」と言いまして、腸の刺激を脳が敏感に感じ取るからです。私達も経験した事がありますが、お腹が痛かったり、下痢したり便やガスが溜まってたり、お腹がギュルギュル鳴ってたりすると、本当に不愉快な思いをして、何事にも集中できなくなってしまうものです。だから気分をスッキリさせたければ、まずお腹をスッキリさせないと駄目なのです。その為には、便秘を解消させる事が大事なのです。すると圧痛以外の痛みも取れて来ます。

便秘の原因は自律神経にあります。遠藤自律神経研究所は、この自律神経を調整する手技療法を行っております。自律神経を調整すると腸内環境も整ってきます。つまり善玉菌が優勢になってくれるのです。すると腸の蠕動運動も正常になり、便秘が改善されていくのです。すると圧痛も改善されていきます。だから過敏性腸症候群の便秘による圧痛の治し方を探しているならば、遠藤自律神経研究所にお任せ下さい。

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