うつ病と過敏性腸症候群
過敏性腸症候群の方の中には、うつ病や不安神経症などの心の病を併発している方が多いです。だから当所に来られる方の中には過敏性腸症候群の治し方だけでなく、うつ病の治し方も求めて来られる方が少なくありません。
うつ病とは何か
うつ病とは気分がゆううつとなり、何もやる気が起きなくなる状態が続く病気です。誰でも辛い体験をすると、気分が落ち込みますが、それでもしばらくすれば元の元気な状態に戻る事が出来ます。だからそれは、うつ病とは呼びません。しかしうつ病の人は、その気分が落ち込んだ状態が、いつまでも続いてしまうのです。目安として2週間以上と言われています。うつ病の症状は精神的症状だけでなく、身体的症状も出ます。そして身体的症状の中でも、特に「睡眠障害」は、殆どのうつ病の人に見られます。
・精神的症状
うつ病の精神的症状は、うつ気分、やる気が起きない、今まで楽しめた趣未を楽しめなくなった、イライラ、不安感、焦り、罪悪感、自責感、悲観的、自殺願望、思考力の低下、集中力の低下で新聞も読めなくなる、記憶力の低下、学習意欲の低下などです。
・身体的症状
睡眠障害、倦怠感、慢性疲労感、頭痛、まめい、食欲不振、体重減少、嘔吐、胃部不快感、動悸、呼吸困難、過換気症候群、腹痛、下痢、便秘、お腹の張り、頻尿、月経不順、性欲減退など
うつ病からIBSへ
うつ病にかかると、やがて過敏性腸症候群(IBS)も併発するケースが多いです。これはうつ病になると、様々な身体症状が出るからです。上記の身体症状の中にも過敏性腸症候群の症状が赤字で書かれています。なお感染性の腸炎にかかると、その後に過敏性腸症候群を発症する事がよくありますが、この時にうつ病を患ってる方はそうでない方よりも、過敏性腸症候群を発症する確率が高いというデータがあります。
IBSからうつ病へ
逆に過敏性腸症候群(IBS)からうつ病を発症するケースもあります。その理由は、とにかく過敏性腸症候群は精神的に辛い症状です。腹痛や下痢、ガス症状などは精神的にかなりの負荷がかかります。外出先や電車の中で急にお腹が痛くなって排便したくなったらどうしようとか、人前でガスが出たらどうしようとか、人前でお腹が鳴ったらどうしようとか、そういう事に神経をすり減らしてら、どんどんストレスが溜まっていくばかりです。さらに過敏性腸症候群は生活の質(QOL)を著しく落としますので、自分のやりたい事も出来なくなってしまい、毎日がつまらないものになってしまいます。すると結果的に気分はうつ状態になりますので、それによりうつ病を発症してもおかしくありません。
うつ病もIBSも当所で改善
ところで当所で自律神経を調整する手技療法を受けると、過敏性腸症候群と一緒にうつ病も改善しますのでご安心下さい。何故なら原因は共に自律神経だからです。それに当所の手技療法は「脳腸相関」の働きを活性化させる事を得意としてます。だから腸だけでな脳の働きも活性化させるので、うつ病も改善するのです。