パニック障害との関係

パニック障害の方は過敏性腸症候群になりやすいと言われております。その理由は、どちらも心理面で共通する部分があるからです。それは「予期不安」と「広場恐怖」です。それを個別に説明します。

・予期不安
パニック障害の人は、パニック発作を繰り返している内に「また起きるのでは・・・」という予期不安に悩まされるようになります。そしてそうした予期不安が頭から離れなくなってしまうのです。過敏性腸症候群の人も、それと同じで、「またお腹がおかしくなったらどうしよう」という予期不安を持っている方が、とても多いです。そうした共通の心理状態がある為に、パニック障害の人は、過敏性腸症候群を併発する確率は高くなります。

下痢 便意

 

 

 

 

 

・広場恐怖
パニック障害の人は「広場恐怖」を持っている方が多いです。広場恐怖とは、ある特定の場所を恐れる事です。例えばエレベーターの中でパニック発作を起こすと、再び同じ場所で発作が起こる事を恐れて、エレベーターに乗る事に恐怖を感じる事です。それが酷くなると、「回避行動」と言いましてエレベーターに乗る事を避けるようになってしまい、日常生活に支障を来たしてしまうのです。

パニック障害 過敏性腸症候群の治し方

他には歯医医院、美容室、電車など急に逃げる事が出来ないような場所に恐怖を感じる方が多いです。そしてそれは過敏性腸症候群の人達にも当てはまるのです。過敏性腸症候群の人達も、ある特定の場所に恐怖を抱き、その場所で症状が出やすくなります。だからそうした苦手な場所を避けるようになるのです。過敏性腸症症候群の人達は、自由が効かないような場所や、人が大勢いる場所や静かな場所に恐怖を感じやすくなります。

 

 

 

 

 

例えば、授業中やテスト中、会議中、電車や飛行機の中などです。そしてそういう場所に居る時に、過敏性腸症候群の症状が発症しやすくなるのです。だからそういう場所を回避したがるので、やはりパニック障害の人達と同じような心理状況になります。

・その他の理由
パニック障害の人達が過敏性症候群(IBS)を併発しやすい理由として、IBSは自律神経系の症状だという事もありす。と言うのはパニック障害の人達が発作を起こした時に、冷や汗や動悸、息苦しい、手足の震え、胸の痛み、吐き気や腹部の不快感、めまい、のぼせや冷え、頭痛など様々な自律神経系の症状が起こります。そして過敏性腸症候群の人達の症状である、腹痛や下痢、ガス症状も自律神経系の症状なのです。だからパニック障害の人達は発作が起きた時に、激しい恐怖感や冷や汗、動悸の他に、腹痛や下痢という過敏性腸症候群の症状が出てもおかしくない訳です。

○どっちも当所で解決
過敏性腸症候群もパニック障害も原因は共に自律神経にあります。当所にもパニク障害をお持ちの過敏性腸症候群方が来られます。そしてどっちも改善しておられます。なぜなら当所の手技療法は自律神経を調整するものだからです。それに脳の働きも活性化させる事も出来ます。だから過敏性腸症候群とパニック障害の治し方を探している方は、一度、遠藤自律神経研究所にお電話下さい。真剣に施療を行わせて頂きます。